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世界中が注目?!日本の「ホットケーキビジネス」の魅力に迫る

※本記事はA8等のアフィリエイト、楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイト、アドセンス等の広告を活用したり、記事単位で取材費をいただいた上で記事を執筆しています。


自宅でも手軽に作れるホットケーキは、誰もが食べたことがあるポピュラーな食べ物として親しまれています。とても魅力溢れる食品とは言い難い部分もありますが、最近ではホットケーキをカフェメニューとして取り入れて、その内容に力を入れているお店もあります。そんなホットケーキの歴史や世界から注目されている理由についてご紹介します。

 

ホットケーキには長い歴史があった

小麦粉と卵、ベーキングパウダーに砂糖、そして牛乳を混ぜた生地をそのままフライパンで焼いて作るホットケーキは、シンプルな材料だけで作ることができます。この「ホットケーキ」は日本での呼び名であり、海外では「パンケーキ」という名で親しまれています。


ホットケーキの歴史は古代ギリシャ時代だと言われていて、当時は小麦粉と水だけで焼いたものをホットケーキとして食していました。当時はまだ一般的には浸透しておらず、18世紀に突入してから料理書にパンケーキという名前が登場するようになります。

19世紀になると徐々に浸透していき、その後アメリカでパンケーキ粉として発売されてからは誰でも気軽に食べられるものとして浸透していきました。

日本で知られたのは、明治17年に海外の書物を日本語に翻訳した「百科全書」という本で特集されたのがきっかけです。この雑誌は様々な学問や工芸、芸術などが多く紹介されていて、そこでパンケーキは「薄餅」と訳して紹介されたのですが、書物が出回った当時は浸透していきませんでした。

その後、1923年に東京・日本橋のデパート内の食堂で「薄餅」を「ハットケーキ」という名前でメニューに載せたことで、日本で初めて食されるようになりました。日本には当時「どら焼き」というお菓子があったため間違われることもありましたが、昭和初期になるとホーム食品から「ホットケーキミックス」が発売されたことがきっかけで、「ホットケーキ」という名前で一般家庭に浸透していったのです。

このホットケーキミックスは、ハットケーキを一般家庭でも手軽に食べられるように作られたもので、温かいうち食べられることでホットケーキという名前となったようです。そこから各メーカーによってホットケーキミックスが発売され、日本ではホットケーキという名前で親しまれるようになりました。

昭和32年に森永製菓はホットケーキミックス市場に参入し、ホットケーキの素に砂糖を加えて販売していたため、ホットケーキ=甘い食べ物という認識が定着し、現在もその認識は変わっていません。また最初に発売した森永ホットケーキミックスの素の付属品として、チューブ入りメープルシロップを付けたため、ホットケーキにはメープルシロップをかけるという認識も広がっていきました。

 

ホットケーキとパンケーキの違いは?

これまでの長い歴史から、ホットケーキは砂糖の入っているスタイルで日本に定着していますが、本来の形であるパンケーキは砂糖が入っていないため、甘いスイーツではなく、食事として朝食などで食べられることが多くなっています。

また海外で食べられている多くのパンケーキは生地が薄いものが多く、ホットケーキの方が厚いという違いもあるようです。そこで海外のパンケーキと日本のホットケーキの違いをご紹介します。

 

【アメリカ・カナダ】

小麦粉と卵、牛乳もしくはバターシロップを加えたものを焼き、そこにメープルシロップやバターをたっぷりとかけて食べます。果物を添えることもあり、これを朝食にして食べることが多いです。

 

【イギリス】

小麦粉と卵、それより多めの牛乳を加えて作るパンケーキは、クレープのようなものが多く、それをくるくる巻いてクレープのようにして上白糖とレモン汁をかけて食べることが多いです。イギリスにはパンケーキデーという日もあり、その日が近づくと使用される食材が特売になることもあります。
他にも「クランペット」というイーストを使って発酵させてから焼くカリふわ食感のパンケーキもあるようです。

 

【フランス】

フランスのパンケーキは、薄いクレープ状のものであり、そこにクリームチーズとイチゴを乗せて食べています。また塩気のあるパンケーキを作る場合は小麦粉ではなくそば粉を使い、チーズやサーモンなどを巻いて作ります。パンケーキ専用の浅めのフライパンが一家に一枚ある程、定番の食べ物のようです。

 

【オーストラリア】

オーストラリアは元々イギリスの植民地であったため、イギリスの風習が残っている部分が多くあります。そのため、薄いクレープ状のものの中にジャムなどを巻いて食べることもありますが、小さく焼いてその上にジャムやホイップクリームをトッピングすることもあります。シドニー発祥の「Bills」のパンケーキは日本でも人気が高く、リコッタチーズを入れているのが特徴です。

このように、パンケーキという同じジャンルであってもその内容は異なっていることが分かります。これは、本来フライパンで焼いたケーキをパンケーキと呼んでいたことがきっかけであり、詳しくいうとその中にクレープなども含まれています。

そのため日本のホットケーキもパンケーキの一種であり、稀にお好み焼きなどもパンケーキの一種として紹介されることがあり、日本人から見れば全く別の系統だという認識でも、大きなジャンル的には一緒にされてしまうのです。そう考えると、このようにパンケーキの種類が様々であっても納得がいくのではないでしょうか?

 

多種多様なホットケーキがビジネスとして世界から注目される?

自宅でも手軽に食べられるホットケーキが、今ビジネスのチャンスとして世界的に注目されています。ホットケーキとビジネスには何も共通点がないように感じますが、実は日本人が意識していない価値が、世界的にも高く評価されているようです。

特に外国人の観光客は日本を訪れるとホットケーキ店を探す人が多く、人気店ともなればホットケーキだけで年間5万食を販売する店舗もあるようです。

なぜ、外国人から日本のホットケーキが注目されているのでしょうか?

その理由として、まず美味しさと美しさがあります。日本のホットケーキは、繊細な味を追求した美味しさに加え、その造形美もあるため、わざわざその店舗に足を運んでも食べたいと思わせるものがいくつもあります。これは日本人にしか出せない部分であることが、大きな要因だと考えられます。

もう1つは、商品と経験の価値です。ビジネス界では商品という部分での価値が低下して行く中で、経験に対して消費することが多くなり、物としての消費が少なくなる一方で、そこでしか経験できないことに関しての需要が増えています。

これらの条件から、ホットケーキという食べ物に関しての消費は少なくなるが、そこにここでしか体験できない価値をプラスすることで経験価値が加わり人気を高めてくれます。これらの商品と経験の価値が高まったところで、他で真似できないオリジナリティを加えたり、時間や手間をかけた味を深めたりすると、さらに独自の色を出せます。

これらの独創性に日本人らしいおもてなしの心がこもった丁寧な対応が加わるとどうでしょう。これも日本人ならではだと、海外でも知られる存在になっていくのは確実です。さらにこれらを加速する要因としてSNSがあります。

これまではどんなに独創性のある魅力的なものを作っていたとしても、それが広まるのは限られた部分だけでしたが、SNSの普及によってそれは簡単に海を越えて広がっていき、その魅力も同時に伝わっていきやすくなりました。しかしSNSは良いことだけでなく、悪いことも拡散されやすいため、両刃の剣にもなってしまうのですが、知ってもらう機会を増やすには良い手段となるでしょう。

日本の「ホットケーキビジネス」には、長い歴史があり、その独創性から海外からも注目されています。ここでしか味わえない価値があれば、ホットケーキビジネスとして成功できると言えますが、簡単にはいかない部分もあるでしょう。

令和はこれらのSNSのさらなる普及が期待され、個人店でも飛躍のチャンスが訪れると予想されます。丁寧な日本人らしい仕事が海外に評価されるきっかけになるかもしれません。

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