上場企業として一躍有名になったオウケイウェイヴという会社をご存じでしょうか?
画期的な技術によって躍進し一時期株価の急上昇ももたらしたオウケイウェイヴですが、
2022年4月に巨額の投資詐欺の被害に遭ったことが明らかになっています。
Contents
「ポンジ・スキーム」による詐欺被害の真相とは
オウケイウエイヴは、資金の一部を投資会社に預け、運用を委託していました。
しかし、運用を委託したRaging Bull合同会社は、契約で定めた資産運用をぜず、オウケイウエイヴが預けた資金を他の出資者への支払いに充てていたのです。
そして、資金の運用はされないまま、Raging Bull合同会社が倒産したことにより、
預けていた資産と利益分とされる合計49億3300万円を損失。
はじめから、破綻・破産することを前提に資金を騙し取る「ポンジ・スキーム」による詐欺被害に遭ったのです。
今回の被害を受け、オウケイウェイヴは、ガバナンスの不備を認めるとともに、以下の対策を実施するとしています。
1.法令遵守の意識の保持
2.特定の人物に対する先入観に流されないための対策
3.取締役相互間の監督の強化
4.取締役会の調査不足の改善
5.ガバナンス体制の根本的な改善・再構築
6.内部統制部門の強化
2022年8月に杉浦 元氏がオウケイウェイヴの新社長に就任
詐欺被害により明るみになったコーポレートガバナンスの不足など、今後さまざまな対策を実施するにあたり、2022年8月25日付でオウケイウェイヴの新社長に杉浦 元(すぎうらはじめ)氏が就任しました。
杉浦氏の経歴は以下の通り。
【杉浦 元氏の経歴】
1996年4月 大和企業投資株式会社入社
1997年7月 株式会社ソラシドエア設立取締役就任
1999年6月 株式会社ブイ・シー・エヌ取締役パートナー就任
2000年2月 株式会社オウケイウェイヴ取締役就任
2008年5月 株式会社コンコードエグゼクティブグループ取締役就任
2016年7月 株式会社エリオス設立代表取締役就任(現任)
2022年3月 株式会社エスポア社外取締役就任(現任)
経歴からわかるように多種多様な企業で重要なポジションを経験している人物です。
これからのオウケイウェイヴの動向に注目です。
また、実はオウケイウェイヴの元社長である松田元氏に、ある噂があると囁かれています。
果たしてそれは本当なのでしょうか?
ここではオウケイウェイヴのあらゆる噂の真相をご紹介していく記事になります。
オウケイウェイヴの元社長が気になる方、オウケイウェイヴは信頼できる会社なのかどうか知りたい方はぜひご覧ください。
インサイダー取引や反社との繋がりの噂の真相は?
会社に大きく貢献し、代表として立派に成長させてきた松田元氏でしたが、出資計画の中止とインサイダー取引により、様々な噂が流れました。
オウケイウェイヴでは2018年の10月27日にシンガポールのWowooPte.Ltd.への出資を公表していました。
実際にはマレーシアにあるオウケイウェイヴの子会社のOKfincLTD.からの出資による予定で資本業務提携契約を締結していました。
しかし、出資がなかなか完了しないということから投資家達は疑問を抱いたのです。
投資家の中には、詐欺だと感じた人も居たのではないでしょうか。
出資元は子会社だったにも関わらずオウケイウェイヴが投資家からの評価を落としてしまうことになりました。
一部の投資家は、金融庁にオウケイウェイヴを訴えて処分してもらう旨を松田氏に連絡したところ、 反社と思われる人から脅されたという噂もあります。
※ただ、こちらは明確な証明がないためなんとも言えません。
また、松田元氏にインサイダー取引の可能性が浮上しました。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58031660U0A410C2X30000/
この、インサイダー取引の話題により松田元氏は辞任を考えるまでに追い込まれてしまいます。
そして2020年4月14日をもって代表を辞任しております。
Twitterでも荒れていた松田氏。既に以前から危ない噂があった?
辞任することによってオウケイウウェイヴの存命を決した松田元氏ですが、 以前にはTwitterで作家や個人投資家でもある山本一郎と大バトルを繰り広げたことがあります。
その言い合いの内容としては、 山本一郎氏が
オウケイウェイヴは一刻も早く摘発されるべきだ
と発言したことから事は大きくなってしまいました。 松田元氏は
自社が財務省、金融庁の双方のパイプがあり相当なスクリーニングがかかる故に反社が絡んでいることは絶対にない
と山本一郎氏に伝えていますが、山本一郎氏は信用していないためか、松田元氏をとことん叩き出します。
それに負けじと松田元氏も強く反発しております。 双方のバトルを見ていた数々のトレーダーからは、
見ていられない
互いにメディアに出る人間として相応しくない
どちらの信頼度も下がった
といったように、言われてしまいます。
山本一郎砲のダメージを受けてしまった松田元氏は、 こういった多くの人が見る場所においても強く反感を買ってしまいました。
山本一郎氏とのやり取りのなかでは
自社のことを摘発や反社だという噂で会社を傷つけるのは許さない
と松田氏は発言しています。
自身の革命的な技術で育てあげてきた愛すべき会社を守るために、松田元氏は必死に戦ったのかもしれません。
最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」。その事業内容とは?
ここではオウケイウェイヴの会社概要について説明していきます。
オウケイウェイヴは1999年7月に設立された会社です。
資本金は2020年3月31日現在1,313百万円、代表取締役社長には福田道夫氏が務めています。
従業員数は2019年6月30日時点で142人、本社は東京都港区虎ノ門にあります。
事業内容については以下のようになっています。
- Q&A形式の情報交換コミュニティサイト運営
- FAQヘルプデスクソリューションの提供
- Q&Aサイトの問題解決力を活用したソリューションの提供
- FAQ作成、支援コンサルティング
など、OKWAVEという日本最大級のQ&Aサイトの運営に関することを事業の一つにしています。
今や多くの人が知っているQ&AサイトのOKWAVE。
OKWAVEができたのは設立から1年後の2000年でした。
このあたりから日本ではネットが普及し始めてきて携帯電話からネット情報を得るのも当たりまえになってきたのです。
そしてそれから8年経った2008年、 OKWAVEがグッドデザイン賞を受賞、 同年には米国Microsoft Corporationと資本・業務提携も行われています。
ここからは、急速に発展していき医療情報サービス子会社の設立やブロックチェーン開発を専門とする子会社の設立も行われ、 さらには株式、日経225、FX、商品先物取引を取り扱うOKプレミア証券株式会社を子会社化しています。
多くの子会社の設立に成功しさらには子会社化にも成功。
順調な歩みを見せるオウケイウェイヴの背景には 実業家・松田元氏が代表に就任したことが大きな転換要因だったとされています。
最新情報
●カスタマーサポートツールの最新版『OKWAVE IBiSE v5.0』を提供開始
社内ポータルサイトやFAQサイトの構築・運用の利便性向上を図る新機能として「デザインテンプレート機能」、「ユーザープロフィール画像追加機能」、「注目のキーワード表示機能」を搭載。
『OKWAVE IBiSE v5.0』を取り入れることで、業務の効率化を図ることができます。
●企業参加型のポイント報酬制度「パートナープログラム」
2022年11月には、新サービス「パートナープログラム」をリリース。
「パートナープログラム」は、企業が報酬を用意し、ベストアンサーを獲得した回答者は報酬としてポイントを付与するというサービスです。
企業は、自社が抱える課題や社会問題を解決するための知識など、有益な情報を効率的に得ることができます。
<パートナープログラムの詳細はこちら>
https://info.okwave.jp/okwave/partnerprogram/index.html
仮想通貨事業で株価急上昇?松田氏がもたらした株価の変動に注目!
オウケイウェイヴは2018年に、これまでの株価から大幅に値上げを達成しました。
1,000円以下だった株価に対して一時期は8,000円台にまで上り詰めたほどのようです。
なぜ株価を上げられたのかというと、その理由には2018年にオウケイウェイヴの代表に就任したという松田元氏が関係していると言われています。
松田元氏は、早稲田大学商学部を卒業し、これまでに複数の会社を興した実業家です。
探求心が強く、高校はわずか3日で中退するも大学入学資格検定に合格し 大学入学後は複数のインターンや学生ベンチャーの創業や役員の経験もあります。
そんな松田元氏は、2017年6月にオウケイウェイヴのエグゼクティブ・アドバイザーに就任して以来、 仮想通貨事業にて大きな功績を残してきました。
仮想通貨事業は最新の記録手段になっており、主に仮想通貨で使用されている記録技術です。
ブロックチェーンの特徴としては暗号技術を組み合わせることによって取引情報すべてを一切改ざんすることができない点が挙げられます。
作った本人でさえも改ざんは不可能であり、仮想通貨という資産運用が人気になり始めてから多くの人が注目する技術になっていました。
そんなブロックチェーンを活かした仮想通貨事業に注力していた松田元氏は、その類まれなる技術力と創出能力の高さ故に、オウケイウェイヴの代表に就任したのでしょう。
代表になることによってさらに企業全体の期待は高まり、投資家が多くの株を買い付けるようになりました。
多くの評判によって企業の知名度も大きく上がり成長していきました。
しかし、そんな順風満帆に見えるオウケイウェイヴで思いもよらぬ出来事が起こるのです。
まとめ
現在情報というのはあらゆる場所からキャッチできるようになっています。
そして個人がその情報を広めるのも簡単な世の中になっています。
そんな時代だからこそ、事実と嘘や偽りの情報が入り混じっております。
嘘や偽りの情報を真に受ける人も多いため、その洗礼を受け、大ダメージを喰らう会社も世の中には多く存在します。
オウケイウェイヴについても、事実か単なる噂なのかは、しっかりと見ている人が見極めないといけません。
現在は、新社長の福田道夫氏にバトンタッチされています。
今後は失った信頼を取り戻すため、松田元氏が行った株式売却の経緯をはっきりさせていくことが必要かもしれません。
IRでの情報発信の出遅れをきっかけに投資家とのすれ違い、Twitterでの言い合いと様々な要因によってもたらされた信頼度の低下。
今後はより一層、信頼回復のための社会貢献が必要だと考えられています。
そして、その運命は新代表の福田道夫にかけられていると言えるでしょう。
オウケイウェイヴが携わる事業は社会貢献度が高いものですので、安心して利用できる会社として、今後の行動や取り組みが期待されています。