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「新人研修」のあり方を見直してホワイト企業を増やそう!!

※本記事はA8等のアフィリエイト、楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイト、アドセンス等の広告を活用したり、記事単位で取材費をいただいた上で記事を執筆しています。


企業の仕組みや事業の内容、実務の知識などを学ぶ新人研修は、入社したての社員が成長するために不可欠なものです。
会社に入って1番最初に覚えた知識はその後の仕事に活かされていくので、質の良い研修が行われなければいけません。

中には士気を高めるために厳しい研修を行う企業もありますが、あまりの厳しさに新人研修の段階で辞めてしまうというケースもあります。
そこで、今回はホワイト企業を増やす質の高い新人研修のあり方ついて今一度見直していきましょう。

新人研修の目的とは?

会社に入って初めての仕事として行われることの多い新人研修ですが、どのような目的で必要となるのでしょうか?
ここでは、新人研修を行う目的についてご紹介します。

企業全体の事業について知る

研修の最初は企業の詳しい概要について説明を受けることも多く、最も重要な知識となります。
入社前から企業説明会や企業ホームページなどで概要を目にする機会はありますが、詳しい概要に関しては分からない部分もあるでしょう。
企業全体の事業や取り組みについて理解を深めることができれば、自分の仕事が会社の中でどのような役割を持っているのかも把握できます。

社会人としての心構えやマナーを身に付ける

学生時代の生活と社会人の生活は大きく異なるため、最初の段階で違いを理解し心構えを持っておく必要があります。
働いてお金をもらうことに対する自覚を持っていれば、仕事へのモチベーションも向上します。
また、社会人として上司や同僚、取引先など多くの人と関わる時には、しっかりとマナーを身に付けておかなければなりません。
新人研修では、学生から社会人へと意識を変えることも目的の1つとしています。

業務に必要な基礎知識を学ぶ

企業の概要やマナー以外に、実践的な業務の基礎知識を学び身に付けることも大切です。
新人研修の段階で基礎的な部分を身に付けられなければ、実際の業務で躓いてしまうこともあるでしょう。
多くの企業では基礎知識を学んだ後に、自分が働く部署の先輩社員と一緒に実際の業務を行う「OJT研修」が実施されます。

OJT研修で学んだことを実践に活かせれば、ただ知識を学ぶだけよりも習得が早く仕事が進めやすくなるのです。
さらに、同じ部署の上司や同僚と仕事を進める上で大切な報告・連絡・相談(報連相)についても新人研修で学びます。

離職率を上げる「ブラック新人研修」とは?

一般的な企業の新人研修は、企業の概要や社会人のマナーを学び、OJTで実務を経験する研修が行われます。
最初の段階で多くの知識や経験を得ることができれば、実務に移った時にもスムーズに業務をこなせるでしょう。
しかし、新人研修を実施する企業の中には極端に厳しい課題やルールを設けた研修を行い、新人社員に精神的・肉体的な疲労を与えるケースもあります。

このような厳しい新人研修はブラック新人研修と呼ばれ、研修後の離職率が高くなっています。
ブラック新人研修に見られる特徴について解説していきましょう。

睡眠時間が極端に短い

通常の新人研修でも合宿形式で泊まり込みによる研修を行う場合もありますが、基本的に企業の勤務時間と同時間に研修を行います。
集団生活によって規則正しい生活リズムを見つけることを目的としているので、通常は十分な睡眠時間が確保されています。

しかし、ブラック新人研修の場合は朝早くから研修が始まり、課題が終わるまで終わらず眠らせないケースもあるのです。
睡眠時間が足りなくなると集中力も落ち、さらに研修が終わらなくなるので合宿研修中は慢性的な寝不足になり疲労が溜まります。

強すぎる競争意識

ブラック新人研修では、社員同士に強い競争意識を求めグループ・個人での優劣をつける研修が行われます。
通常の研修でもゲーム感覚で対戦式のプログラムが行われることもありますが、優劣をつけるためでなく結束力を高めるために実施されるものです。

課題が終わらない社員に対してさらに厳しい課題を与えたり、グループ内でできない社員がいると連帯責任で謝罪をしなければいけなかったりと精神的に追い込む研修も見られます。

外部との関わりを遮断させる

あまりにも厳しいブラック新人研修を行う企業の中には、家族や友人など外部との関わりを持たないよう制限する場合もあります。
新入社員として社会に出たばかりの時は、家族や友人との関わりが心の支えとなることも多いでしょう。
しかし、厳しい研修内容が外部に漏れると指摘を受ける可能性があるので、親しい人に話せないようにするのです。

以上の特徴は企業によって異なりますが、まるで新入社員を洗脳しているような厳しい研修を行い企業のルールを守る従順な社員を育てています。

ホワイト企業での新人研修の特徴

ここまで新人研修の目的やブラック企業について解説してきましたが、働きやすいホワイト企業ではどのような新人研修が行われているのでしょうか?
ホワイト企業の研修には、新人研修のあり方を考える上で重要なポイントが含まれています。

サポートしながら責任のある仕事を任せる

ホワイト企業の多くは、基礎的な知識を覚えた後すぐに実務へ移るケースが多く見られます。
新入社員といっても1人の立派な社会人なので、早く仕事に慣れて成長してほしいという願いが込められているのでしょう。
OJTは基本的に先輩社員が中心となりますが、ホワイト企業の場合は新入社員が主体となって先輩社員がサポートに回ります。

失敗を恐れていつまでも先輩の後ろにいるだけでは成長できないので、失敗とフォローを繰り返しながら経験を積んでいくのです。
多くの経験をさせてくれる企業であればモチベーションが下がることなく、やりがいを感じながら働き続けることができます。

研修期間を長く設ける

早く実務に移り成長する場を作ってくれるホワイト企業の一方で、時間をかけて多くのことを学ばせるホワイト企業もあります。
最初の段階で分からない部分をそのままにしてしまうと、その後の働き方やモチベーションに影響が出てしまいます。
できるだけ社員一人ひとりのペースに合わせて習熟させていくことで、より理解を深めることができるでしょう。

また、新人研修が終了し実務に移った後にも定期的な研修を行う企業もあります。
入社当初と実務に移ってからでは抱える悩みや問題点が違うため、時期に合わせた研修を実施して仕事の効率化を図るのです。
ステップアップのために様々な研修を行うことは、社員の士気を高めることにも繋がります。

ホワイト企業の新人研修は、ルールで縛り付けるブラック新人研修と違い、社員一人ひとりの自主性や成長を重視しています。
最初は基本的な知識だけを教える企業も多いですが、より実践的な知識を教えることによってより早い成長が望めるでしょう。
高いモチベーションを維持し、やりがいや成長を感じられるような研修を行うことが離職率を下げる要因となっています。


新人研修は社員が大きく成長していくための、最初の一歩を踏み出す大事な場面です。
そこでつまずいてしまったりやる気を失ってしまったりすると、研修後の仕事に良くない影響が出てきます。
ホワイト企業の新人研修にあるように、失敗を恐れずに挑戦する姿勢や理解を深めることの重要性が分かれば、途中で諦めることなく成長していけるでしょう。
新人研修は単に知識やマナーを身に付けるだけでなく、1人の社員として企業で働くために重要な心構えを学ぶものなのです。

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