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実はよく見る。「jp」ドメインの管理会社「株式会社日本レジストリサービス(JPRS)」について

※本記事はA8等のアフィリエイト、楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイト、アドセンス等の広告を活用したり、記事単位で取材費をいただいた上で記事を執筆しています。


メールアドレスやWebサイトで「.jp」というドメインを見たことがある人は多いでしょう。このJPドメインの登録や管理を行っているのが、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)になります。

企業の評判サイトの評価では総合評価3.5と悪くない評価となっており、ホワイト企業に分類できると言えるでしょう。ただ、株式会社日本レジストリサービスではどんな事業を行っているのか、よく分からない人も多いかと思います。

そこで今回は、企業概要や事業内容、口コミ評判などから、株式会社日本レジストリサービスのホワイト度を検証していきましょう。

 

株式会社日本レジストリサービスの企業概要

株式会社日本レジストリサービスは2000年12月に設立されました。国内のインターネットで使用されているアドレスを管理する「社団法人JPNIC」が開催した第11回総会で、JPドメイン名の登録と管理を行う会社を立ち上げが決議され、株式会社日本レジストリサービスが誕生しました。本社は東京都千代田区にあり、大阪にもオフィスが置かれています。代表取締役社長はJPNICの理事や副理事長を経験した経歴を持つ東田幸樹氏で、資本金は3億4,414万円、2018年4月時点の社員数は90人です。

日本に在住していれば組織や個人問わず利用できる汎用JPドメイン名の登録は、2001年2月からJPNICと業務代行の契約を締結させ、同月22日から登録業務を開始しました。今まで登録管理業務を代行で行っていましたが、2002年4月からJPNIから移り、JPドメイン名の登録や管理を全て担う組織として国際的にも認知されています。2018年11月1日時点でJPドメイン名の登録累計数は1,533,233件となっています。

 

株式会社日本レジストリサービスの事業内容

株式会社日本レジストリサービスはJPドメイン名の登録・管理が主な事業内容になりますが、国際組織との提携も行っています。具体的にどんなサービスや取り組みを展開しているのかご紹介しましょう。

 

【ドメイン名サービス】

ドメインとはインターネット上で定められている住所を指し、ドメインにはいくつか種類があります。JPドメイン名は「国コードトップレベルドメイン(ccTLD)」という、国ごとや地域ごとに割り当てられたもので、基本的にその国や地域に住所を持つ人や組織しか取得できません。つまり、JPドメインを利用できるのは日本人や日本の組織のみとなっています。ドメイン名を登録するには、株式会社日本レジストリサービスが認定する指定事業者に申し込む必要があり、それを通じて日本レジストリサービスは登録資格の審査や登録手続きを行っています。

また、登録されたJPドメインの全てをデータベースで管理し、運用を行っているのです。具体的に説明すると、JP DNSというドメイン名の管理と運用をするシステムの運用、WHOISというIPアドレスやドメイン名の登録情報などを誰でも検索できるサービスの情報提供を行っています。

他にもドメイン名の安全性や信頼性を向上させるために、ブラウザとWebサーバーのやり取りで通信を暗号化させるサーバー証明書発行を提供しており、より幅広いニーズに対応を実現するために新技術の開発や研究も行っているようです。

 

【国際組織との連携】

インターネットは世界をつなげるネットワークであり、円滑なシステムを実現するためには運用体制を国際的に整えることが求められます。

そこで日本レジストリサービスはインターネット関連の国際組織に参画し、安定性があって高品質なインターネットサービスの体制を構築できるように取り組んでいます。ドメイン名やIPアドレスなどの調整をはじめ、インターネットの資源管理を担うICANNの活動支援、ccTLDに関する国際的な課題のポリシーの策定を行う「ccNSO」の設立や運営、インターネットで用いられる技術の標準を策定する「IETF」に参画して技術提案など、国際的に様々な取り組みを行っているのです。

 

サービスの口コミや社員の評判

ここからは株式会社日本レジストリサービスのサービスに関する口コミや、本当にホワイト企業なのか社員の評判をご紹介しましょう。

【JPドメイン名に関する口コミ・評判】
JPドメイン名を登録するには指定事業者を介するので株式レジストリサービスに直接の口コミはないもの、ネットでは「JPドメインは高い」という言葉をよく目にします。汎用JPドメイン名の最安値業者も年間3000円以上はかかりますが、米国の業者だと年間8ドル~10ドル(日本円で約900円~1140円)なので、かなり高いことが分かるでしょう。

株式会社日本レジストリサービスは値引きなどを行わない方針であるため、ある意味価格が一定に保たれている状態とも言えます。また、価格が高い理由として各指定事業者が独自で諸経費などの料金設定を行っているので、同じJPドメイン名でも価格差があるのです。高くてもJPドメイン名の登録者は150万件以上を超えているのは、取得制限が日本在住に限定しているからでしょう。

「.com」や「.net」など世界中どこでも取得できるドメインと比べて、住所が明らかになっていることは閲覧者からの信用も大きくなります。SEO効果には大きな違いはないものの、信頼の高さはアクセス数にも関わってくるので、価格が高くても利用する登録者は多いです。

 

【社員の口コミ・評判】

堅実に事業運営がなされ冒険による失敗のリスクもないため、安定感という意味では信頼できます。

独占企業なのでライバルが織らず、堅実な経営から安定性を求める人には最適な環境でしょう。

英語力がありインターネットへの知見があるなら国際会議やワーキンググループにも参加する機会があり、やりがいを持てると思う。国際会議で発言できるレベルの英語力があれぼチャンスは広がる。

基本的にマニュアル通りのようなので営業が苦手な方も働きやすい環境ですが、国際的に取り組んでいる企業なので英語など一定のスキルを持っているとやりがいが増えるかもしれません。

女性は、産休や育児休暇を取得しやすい環境で、1年以上にわたり休職してる社員も在籍さています。

女性社員も多く育児と仕事を両立できる環境が整っているようなので、出産後も安心して職場復帰ができるでしょう。

休日出勤や深夜まで残業があるといったケースは少なく、趣味がある。家庭重視の人には働きやすい環境です。

長時間労働や休日出勤はないようなので、プライベートな時間は確保しやすいでしょう。有給休暇の取得率も悪くないようなので福利厚生や待遇の良さに期待できます。

 

株式会社日本レジストリサービスと競合他社の比較

ドメイン名の登録・管理業務を行う企業として、アメリカの「VeriSing」や「NeuLevel」などがあります。VeriSingでは「.com」や「.net」、NeuLevelでは「.biz」を取得できます。これらのドメイン名は基本的に企業やビジネス向けでしたが、今では特に制限なく世界中どこからでも取得することができます。これはJPドメインにはない魅力であるものの、ドメインに応じてイメージが変わってくるため、日本向けに特化したものは株式会社日本レジストリサービスのJPドメインがふさわしいかもしれません。

今回は、株式会社日本レジストリサービスについてご紹介しましたが、独占企業であるため安定性があり、また福利厚生・待遇、残業など働き方にも不満は少ない企業と言えるでしょう。

日本でのJPドメイン名を普及させていくだけではなく、世界全体のインターネットサービスの体制づくりや技術開発にも貢献しており、インターネット社会の現代に欠かせない企業の1つでもあります。これからも安定性のあるインターネットを構築するため、様々な取り組みで日本に留まらず、国際的に貢献していくことでしょう。

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