1958年7月8日生まれの木村育生は、
慶応義塾大学商学部卒業後、米国ミシガン州立大学留学を経てテキサス州の貿易会社に入社し、
その後も数々の実績を残してきた人物です。
日本に帰国後は、後の株式会社インボイスとなる株式会社I.Q.Oを創業しています。
今回は、そんな木村育生が創業した
株式会社インボイスの沿革や現在のグループ会社などを紹介していきましょう。
木村育生氏の過去の企業買収について↓
【木村育生社長の半生を彩った企業買収の数々を紹介します】
株式会社インボイスの沿革
木村育生が日本に帰国したのは1985年2月のことで、
帰国と同時に株式会社I.Q.Oを創業しました。
株式会社I.Q.Oは、1992年にゼネラル通信工業株式会社として社名を変更し、
2001年に株式会社インボイスへ社名変更し、現在に至っています。
株式会社インボイスは、創業当初から法人向け一括請求サービスを主な事業としており、
現在は集合住宅向けインターネットサービスの事業にも携わっています。
東京都港区に本社を置き、仙台・東海・西日本・九州に営業所を構えており、
従業員数は2019年3月現在で216名です。
顧客のニーズに応えられるサービスを生み出していこうと努めており、
他社にはないサービスを提供しようと取り組んでいます。
株式会社インボイスは2002年にJASDAQに上場しており、2003年に東京証券取引市場第二部へ、
2004年に東京証券取引市場第一部へ上場を果たし信頼と実績のある企業として拡大していきました。
その後、2005年にインボイスとソフトバンクの合弁会社として日本テレコムインボイスを設立し、
木村育生が代表取締役社長に就任しています。
企業向け公共料金一括請求サービスやWeb請求閲覧サービスなど、
新たなサービス提供をスタートさせる中、
MBO(マネジメント・バイアウト)の実施に伴い木村育生は全役職を退任し、
2011年3月に退社しています。
なお、MBOとはM&Aの1つとして知られ、
融資や出資などで資金調達を行い、自社に事業を買収し経営権を取得する方法です。
経営体制に見直しや情報公開を厳格にするために実施されるケースが多いです。
株式会社インボイスは、木村育生の退社後も成長を続け、
無線インターネットサービスやセキュリティソフト・インボイス光・新電力販売など、
様々なサービスを提供してきました。
現在は芙蓉総合リースのグループ会社
2018年、株式会社インボイスは芙蓉総合リース株式会社や株式会社日本制作投資銀行と共に、
ジーアイ・ホールディングスの全株式を譲渡し、芙蓉総合リースのグループ会社となりました。
ジーアイ・ホールディングスは株式会社インボイスの親会社にあたり、
全普通株式のうち60%を芙蓉総合リース株式会社に、
40%を株式会社日本制作投資銀行に譲渡されています。
今後は、芙蓉総合リースのグループ会社としてシナジー効果を向上させることや
生産性向上を目的に東京都千代田区に本社を移転するとしています。
移転予定は2020年5月以降となっており、
グループ会社としての連携や一体的な運営が期待されているのです。
また、2019年6月28日付で株式会社インボイスの代表取締役社長の高野瀬明郎が退任し、
現在は代表取締役社長を横田博之が務めています。
芙蓉総合リースグループのスローガンは、「前例のない場所へ」の実現です。
横田博之は、芙蓉総合リースグループのネットワークを駆使して、
スローガン実現に向けて付加価値の高い
一括請求サービスやインターネットサービスの拡充を目指しています。
今回は、木村育生が創業した
株式会社インボイスの沿革や現在のグループ会社について述べてきました。
株式会社インボイスは、一括請求サービスやインターネットサービス提供だけでなく、
インターネット光サービスとコラボしたインボイス光、新電力販売などを手掛けています。
今後も、芙蓉総合リースのグループ会社として、
ネットワークを活かした価値あるサービスを提供していくでしょう。