本日のホワイト企業診断の対象企業は「DANベンチャーキャピタル」です。
ベンチャーキャピタルを主な事業としており、クラウドファンディングも展開している同社について調べてみました。
Contents
ユニークな投資会社
DANベンチャーキャピタルは、2015年5月に出縄良人氏によって設立された東京都千代田区に本社を構える投資会社であり、ベンチャーキャピタルファンド、プライベートエクイティファンドの運営や、ベンチャーキャピタリストの養成講座を行っている投資会社です。
グループ会社に株式会社出縄&カンパニーというが存在し、そちらも出縄氏が代表を務めています。
現在30名の登録ベンチャーキャピタリストが活動しているとのことです。
また、現在株式投資型のクラウドファンディングサービス「GoAngel」を展開しています。
これは株式会社日本クラウドキャピタルのサービス「FUNDINNO」に続いて日本で2番目の試みだそうです。
ファンド/アントレプレナー支援/クラウドファンディングなど
DANベンチャーキャピタルの特徴の一つに「暖かい投資」をコンセプトにした、コーポレートベンチャーキャピタルのためのファンドがあります。
直接的な金銭の見返りだけでなく、これは事業者同士の結びつきを深めることによって企業を育てる目的のもとで行われる新しい形だと思われます。
二つ目の特徴として、DANベンチャーキャピタルでは、個々の独立したベンチャーキャピタリストが投資先の評価、投資価値の成長のための指導を行っています。
一人ひとり自立した専門家としてアントレプレナーを支援しています。
さらに、独自のサービスとして株式投資型クラウドファンティング「GoAngel」があります。
金銭的なものでなく株式という形でリターンを受けることができます。
クラウドファンディング「GoAngel」の評判調査
DANベンチャーキャピタルそのものに関する評判を見つけられませんでしたので、主要なサービスである「GoAngel」についての評判をご紹介いたします。
■肯定的な口コミ
ただ、GoAngel(ご縁ジェル)の代表は経験も豊富で実績もありますから、今後改善していけば人気化する可能性は十分にあります。
とりあえず「株式型クラウドファンディングに興味がある!!」という方はチェックしてみるといいかもしれませんよ♪
代表である方の経験・実績がはっきりわかるのは強みだと思います。
前身といってもいいであろう類似のサービスを展開していた実績は信頼に値するものだと考えられます。
株式投資に興味がある方は一度調べてみてもいいのではないでしょうか。
■批判的な口コミ
実際にGoAngel(ご縁ジェル)で投資をしてみましたが、FUNDINNOでの投資になれてしまっている自分としてはやや使いにくいところがありました。
慣れれば対したことはないと思いますが、ちょっとインターフェースが古い気がしてなりません。
株式型クラウドファンディングは日本においては最先端の投資なので、もう少し作り込んでほしかったなというのが正直な印象です。
残念ながらサイトの作りがいまいちなこともあり、募集企業の印象も悪くなっているように感じましたね。
日本で2社目ということもあり、既に存在しているサービスとどうしても比べられてしまうようです。
他の投資サービスに慣れた方にとってはもしかしたら使いづらいのかもしれません。
もっとウェブサイトの構成が洗練されて、見やすく使いやすくなることが期待されます。
さらに現在は投資金額のハードルも高く、手数料もかかるのはデメリットです。
株式型クラウドファンディングは上級者向けの投資ですが、GoAngel(ご縁ジェル)は超上級者向けの投資といっていいでしょう。
現状では、とてもじゃありませんが投資初心者にはオススメできないです(^^;;
投資金額のハードルが高いのは確かにネックです。
GoAngelの最低投資金額は25万円なので気軽に参加できるものではありません。
最初は小額の投資から始める方が多いと思いますし、いきなり高額の出資を求められても面食らいます。
そこでつまずくことがあるとなると、やはり初心者向けでなく、ある程度投資家として慣れた上級者に向けたサービスなのでしょう。
株式投資型は日本では新しいサービスで数が少ないためか、投資家の間でも判断に迷っている方が多いのではないでしょうか。FUNDINNOという先駆者のサービスがあるのでそれと比べられてしまうこともありそうです。ただGoAngelに関しては代表のこれまでの実績も加味されてかなり期待されているように感じます。
社員・元社員の評判調査
DANベンチャーキャピタルでは独立したベンチャーキャピタリストにファンド運営を受託するという形をとっているため直接的な雇用ではない模様です。
一般職員の採用情報も特に見当たりませんでした。
そのため同じベンチャーキャピタルを主な事業としている会社の評判をご紹介いたします。
■肯定的な口コミ
結果に拘り、努力を積み重ねた結果は、歩合給へと大きく反映されます。これこそがやりがいであり、結果を出した者に与えられる正当な評価だと考えます。
まだまだ若い会社であり、手探りで皆で協力し合いながら、挑戦しています。覚える事も多く、大変な事もありますが、利用して下さる方の喜んだ顔や生活が変わったという話を聞くととてもやりがいを感じます。
若い会社だからこそ、やらなければならない事も多いらしく大変そうですが、その分一つ一つの結果にやりがいを見出しているという印象を受けました。
■批判的な口コミ
独立系ベンチャーキャピタルなので社会的な認知度がまだまだ低く、貢献性に満足とは言えない。事業内容そのものの認知度が上がるにつれ貢献度も高くなると考えると、今はさらなる充実を目指すことが肝心。
認知度の低さが災いして満足に事業が行えていないという不満もありました。ただ不満だけでなく向上心を持って充実させていこうというバイタリティを感じる声がよく見られます。
ベンチャーキャピタル事業そのものがまだ認知度が低いためか、営業職の方々は苦労しているような印象を受けました。
DANベンチャーキャピタルも若い会社なので他社との交渉で苦労することもあるのかもしれません。
ただしベンチャーキャピタリストに関しては登録の上で契約を結んで活動する独立した存在とのことなので本社の職員とは扱いが違うと思われます。
総評
DANベンチャーキャピタルそのものに対する口コミなどの評判は少なかったですが、国内で2社目に株式投資型クラウドファンディングを始めたということで投資家・起業家双方から注目されているのは間違いなさそうです。
代表がグリーンシートという株式型クラウドファンディングの前身を扱っていたこと、そしてそれにより未上場企業の取り扱いに信頼ができると考えられています。
この未上場企業への投資ができるという点、さらにベンチャー企業を初期から支援していけるという点が株式投資型クラウドファンディングの魅力として挙げられるため、投資家たちの注目度も高いのではないでしょうか。
本社では「暖かい投資」を謳ったり、GoAngelを「ご縁ジェル」などとも紹介しているように、投資家および企業の間で深い結びつきが生まれることが期待しているサービスだと考えられます。
海外では既に投資型クラウドファンディングは一般的なもののようですが、国内においてもこれから広がることが予想されます。
その中でDANベンチャーキャピタルは、日本の成長志向の中小企業を応援することを使命としています。
新たな資本調達のインフラ事業者としてこれから知名度を上げていくと思われます。