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ユニークなアイディアでオシャレ化!「福祉」の概念が変化する今

皆さんは、「福祉」に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?高齢化が進む現代の日本では、福祉に対する考え方が徐々に変化しています。例えば、様々なアイディアを投入して、オシャレな福祉も増えてきているのです。今回は、変化している最近の福祉事情についてご紹介していきましょう。

孤独化を最新のテクノロジーで解決する株式会社オリィ研究所

株式会社オリィ研究所では、社会問題として提起され始めている孤独に注目した事業を行っています。日本には、病気やけがが理由で学校に通えない子どもが4万人以上、15歳~39歳の引きこもりはおよそ54万人、1人暮らしの高齢者はおよそ900万人いると言われています。また、身体障害や高齢、育児などで、外出が難しいとされる移動制約者と呼ばれる人は3400万人以上いるとも言われているのです。孤独は、うつ病や認知症の原因の1つになると考えられているので、社会問題として提起され始めています。

そこで株式会社オリィ研究所は、孤独の根本的な原因である移動や対話、役割と言った課題を克服するためのテクノロジー開発を行っています。もちろん、本人の努力や周りの支援も重要ですが、それだけでは解決できないケースがほとんどです。そのため、最新のテクノロジーを活用することも有効な手段だと言えるでしょう。株式会社オリィ研究所が開発しているのは、遠隔操作でその場にいるという感覚を共有できる「Orihime」、目の動きで意志を伝えられる「Orihime eye」、テレワークで社会活動に参加できる分身ロボット「Orihime-D」といったプロダクトです。これらのプロダクトを活用することで、コミュニケーションをしやすくなり、社会参加へとつなげられます。そうすることで、孤独を解消するだけではなく、社会が持つ新たな可能性を生み出すことにもつながるのではないかと予想できます。

自分らしく働き続けることをサポートするBABA lab

日本は長寿の人が増えていて、人生100年時代だとも言われています。少子高齢化は止まることがなく、高齢者は孤独や無力感を感じて毎日の生活を送っていますが、その中にも生きるための張り合いや希望を探しているのです。そんな中で、BABA labは世代を超えてその問題に真剣に取り組みたいと考え、社会での役割を見出そうとしています。BABA labの労働は単純に働くことではなく、社会の役に立って「傍を楽にできる存在」でありたいという思いが込められています。高齢者になると、できないことは増えてしまいますが、できることもあるのです。BABA labでは、高齢になっても生き生きと働くためのヒントを発信し、プロジェクトを通して形にしています。そんなBABA labは、高齢者の仕事や暮らしに関する生の声を聞き、高齢者が活躍できるような場所作りに活かしています。また、高齢者があったら嬉しいと思うような商品やサービスを具現化することで、困りごとを解決に導く、課題解決labという取り組みも行っています。

課題解決labから生まれた商品は、首の座らない赤ちゃんを安心して抱っこできる「BABA labの抱っこふとん」、計量ミスや火傷、落下事故などを防止する持ちやすい哺乳瓶「ほほほ ほにゅうびん」、多世代の交流を促進する「街歩き・地図づくりキット」、心と体の健康をはぐくむための「心の健康を育む体操」などです。その他にも、高齢者が自分らしい暮らしを続けられるような町作りをする場作りlabという取り組みも行っています。場作りlabには、孫育てグッズの企画や製造を行うBABA lab さいたま工房(運営はシゴトラボ合同会社)、日頃の困り事を解決するためのアイディアから生まれた商品やサービスを販売するBABA lab ぎふいけだ工房(運営は老舗抱っこひもメーカーのラッキー工業株式会社)があります。

福祉機器に対するイメージを塗り替えるNPO法人ピープルデザイン研究所

NPO法人ピープルデザイン研究所は、福祉機器に対するイメージを塗り替えようとしているNPO法人です。近年ハード面でのバリアフリー化は進んでいますが、心のバリアフリーはまだまだ進んでいません。NPO法人ピープルデザイン研究所では、意識のバリアをなくす、心のバリフリー化を目指して活動しています。2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。パラリンピックは、世界各地から多くの障害者も参加するので、意識のバリアをなくして心のバリアフリー化を進めていかなければいけないのです。心のバリアフリー化がなかなか進まない原因としては、健常者と障害者の双方に見えないバリアが作られていることだと言えます。障害を持つ人は、健常者の社会から切り離されていると感じてしまう場面が多々あります。

障害を持つ人は、世界中にいます。欧米諸国では、車いすで1人で出かける人や盲導犬を連れて出かけています。欧米諸国は石畳が多く足場が不安定な場所も多くありますが、年齢や障害の有無に関係なく外出を楽しんでいるのです。路面電車に乗ったり、段差を越えたりする時に、周囲の人は当たり前のようにサポートをしています。日本で車いすなどサポートが必要な人が電車に乗る時は、駅員さんが車いすを運びます。これこそが、意識のバリアではないかと考えられるのです。

意識のバリアを無くして心のバリアフリーを実現させるためにNPO法人ピープルデザイン研究所は、障害者でも健常者でも履けるかっこいいデザインのスニーカーの開発、車椅子のイメージを変化させるためにきゃりーぱみゅぱみゅが属しているアソビシステム社の原宿カワイイモデルの起用などを行っています。その結果、日本だけではなく、海外のユーザーからも購入希望があったと言います。

「福祉」の概念はどんどん変化している

これまでの「福祉」は、ある意味高齢者や障害者、病気などを持つ子どもを隔離してしまう世の中を作る要因になっていたのではないかと考えられます。しかし最近では、今回紹介した株式会社オリィ研究所、BABA lab、NPO法人ピープルデザイン研究所のように、福祉のあり方を変えようとする動きも増えています。今までは、新しいことを始めること自体がハードルになっていましたが、世の中の流れを見ても、新しいことを始めやすくなってきました。そんな中で、福祉の概念を変えようとする企業などが増えてきたのは、当たり前の動きなのかもしれません。高齢化社会が急速に進んでいる現在、福祉を必要とする人も増えています。そのため、株式会社オリィ研究所、BABA lab、NPO法人ピープルデザイン研究所のような新しい福祉を提唱してくれる企業が増えていけば、最期まで自分らしく生きていける人が増えていくことでしょう。

日本は、ハード面のバリアフリーは進んでいますが、意識の中はまだまだバリアフリーとは程遠いという人が多いのが現実です。しかし、株式会社オリィ研究所、BABA lab、NPO法人ピープルデザイン研究所のような取り組みをする企業を知ると、自分自身の考え方を改められます。病気や障害を持っていても、高齢者であっても、自分らしく生きていきたいと思うのは当たり前なことです。その当たり前が許されていないような風潮を日本は改めていかなければいけないでしょう。2020年には、東京オリンピック・パラリンピックも開催されます。それまでに、心のバリアフリーが進み、それぞれができることをして社会の役に立てるような環境に近づいていてほしいと願います。

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