コラム

メイクする?しない?女性のメイク意識調査と化粧品業界の今後

※本記事はA8等のアフィリエイト、楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイト、アドセンス等の広告を活用したり、記事単位で取材費をいただいた上で記事を執筆しています。


外出自粛を進めた結果、家にこもる格好になった生活環境ですが、とりわけ、女性のメイク意識は大きく変わりました。その変化は売れた商品と売れなかった商品に如実に現れ、化粧品業界も大きな変革の時期を迎えたようです。日常的なマスクの着用が続くなか、女性のメイクに対する意識の変化は必至ですが、メイクをしないという選択肢はあるのでしょうか?
今回は、外出自粛とマスクの着用により変わった女性のメイク事情と化粧品業界の今後についてご紹介します。

外出自粛により大きく変化した女性のメイク事情

外出の際、メイクは欠かせないという女性は少なくないでしょう。アイメイクやリップだけでも雰囲気が大きく変わるメイクは働く女性にとって戦闘服ともいえる存在です。
ところが、外出自粛により在宅での勤務が始まると、戦闘服の着用は必要なくなってしまいました。

・激変した「2020年上半期ベストコスメ」

日本最大級のコスメ総合情報サイト「アットコスメ」が発表した2020年上半期ベストコスメトップ10(総合)では、1~4位までを化粧水やクレンジングオイルなどのスキンケアアイテムが占めました。前年の2019年のランキングではフェイスパウダーやリップなどが上位を占め、スキンケアアイテムは一つもランクインしていないことからも、メイク事情の激変がうかがえます。
スキンケアアイテムの躍進は、在宅勤務によりメイクをしないまま過ごすことで自分の素肌を改めて見る機会が増えたことが大きな原因とアットコスメは分析しているようです。

・マスクの着用で注目を集めるコスメとは?

メイク事情が激変した理由は外出自粛だけではありません。感染症の拡大を防ぐ有効策としてマスクの着用が推奨されたことにより常時、顔が半分隠れている状態になったことも大きな理由といえるでしょう。メイクの上からマスクを着用するとファンデーションが湿気でよれてしまい、マスクに付いてしまいます。
半ば強制的に始まったマスクの着用でこれまでのメイク方法を見直さなくてはならない状況に陥る女性が増えました。
そこで注目を集めているのが下地とメイクフィックスミストです。カバー力があり、一つでファンデーション効果のあるような下地が人気で、マスクの着用による不快感を和らげてくれます。
メイクフィックスミストとは、メイクの仕上げに顔全体に吹き付け、汗や蒸れによるメイク崩れを防いでくれるアイテムです。
近年の猛暑の影響により様々な価格帯で発売されていましたが、マスク内の湿気にも効果が期待できるため注目を集めています。

・オンライン上でどう「映える」かがポイントに

在宅勤務をしていてもオンライン上での会議などではある程度のメイクが必要になります。カメラを通すと通常のメイクでは無機質に映りがちなため、トーンアップ効果のある下地やBBクリーム、透明感のあるリップなど、血色がよくきちんとした印象を与えられる、オンライン上で「映える」メイクが手軽にできるアイテムが人気です。

美容部員の働き方にも変化が

外出自粛が続いた2020年の上半期ではスキンケアアイテムがよく売れましたが、その購入方法にも大きな変化がありました。ある調査によると外出自粛中の化粧品の購入先の約6割がオンラインだったとの結果が出ています。
そして、そのほとんどで外出自粛が解除された後もオンラインで購入したいと回答しており、化粧品の販売方法を見直す必要がありそうです。

・オンライン上で活躍する美容部員

外出自粛により営業を休止していた店舗も多く、美容部員は働く場を失ったかに見えましたが、活躍の場をオンライン上に移していました。実店舗の販売員と顧客をあらゆる接点でつなぐことを目的としたサービス「STAFF START」を導入する他、自社サイトで美容部員によるチャットサービスを始めるなど、各メーカーで取り組みが進んでいます。
これまで、化粧品業界は対面販売によるコミュニケーションを重視してきたため、オンラインでの接客はあまり普及していませんでした。しかし、肌に触れる、多くの人が利用するテスターなどに懸念が残る接客方法は今後見直す方向で動き始めているようです。

・ライブコマースの普及も

今回の外出自粛により、オンラインでの化粧品購入が増えましたが、画面上では使用感や香りといったものはわかりません。そこで今後普及すると考えられているのが「ライブコマース(オンラインによる対面販売)」です。
いわゆるインフルエンサーではなく、商品に精通した美容部員がライブコマースを行うことで、安心して購入できます。

中国では化粧品メーカーが「マスクメイク」を積極的に提案

・マスク着用の義務を楽しむ

化粧品メーカーがホームページ上などでメイクアップや美容テクニックを紹介することはこれまでもなかったわけではありませんが、あくまでも実店舗へ足を運んでもらうための施策の一つでしかありませんでした。その考えをいち早く変えたのが中国市場です。
日本同様、外出自粛が長く続いた中国では公共機関でのマスク着用が義務化されたため、各化粧品メーカーが積極的に「マスクメイク」を提案します。
ここで提案されたマスクメイクとは、日本のように崩れにくいメイク方法ではなく、アイメイクを強調し、マスクをすることでよりきれいに見えるメイクです。メーカーによってはSNSでコンテストを開催する他、スタッフにマスクメイクで競わせ、「いいね」をしたユーザーに商品をプレゼントするなど大きな反響を呼びました。

 

・日本よりもライブコマースが普及していることも追い風に

日本ではあまり馴染みのないライブコマースですが、中国では普及が進んでいます。外出自粛時には、大手のライブコマースプラットフォームで新規加入時の料金を期間限定で無料にするなどしたため、全体で400万件以上のライブコマースがあったとの調査結果も出ています。高額なアイシャドウパレットもわずか1秒で完売するなど、多くの人がインターネットを利用する外出自粛時の購買チャンスを逃さない姿勢がうかがえます。
同時に、マスクの着用により肌荒れを起こす人が増えたため、スキンケア用品の売り上げも伸びているそうです。
そこに着目した化粧品メーカーがスキンケアについて質問を受けるオンラインイベントを行い、敏感肌向け化粧品のセールイベントを開催したところ、大幅に売り上げを伸ばしました。外出自粛やマスク着用の義務化など、不満や閉塞感を逆に楽しむポジティブな姿勢は中国の国民性ともいえるでしょう。
不便さのなかにも商機を見出す姿勢は日本も見習わなければならないかもしれません。

今回は、外出自粛とマスクの着用により変わった女性のメイク事情と化粧品業界の今後についてご紹介しました。在宅勤務が続いても、マスクの着用が続いても、多くの女性はメイクをしないわけにはいかないものです。

化粧品業界はこの外出自粛期間を境に大きく変革することは間違いありません。化粧品の購入方法やこれまでのメイク方法を変えるなど、不便を強いられることもありますが、これまで当たり前と思っていたメイクを一度、見直す良い機会でもあります。
ファンデーションに頼り切らず、スキンケアに力を入れれば素肌から美しくなれますし、手軽なメイク方法できちんとしたメイク感を出せれば時短にもつながります。中国のような前向きなたくましさで明日からのメイクを変えてみませんか?

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